百名山55座目 塩見岳

山行記録

百名山55座目を目指して南アルプス塩見岳へ。

  • 行程

塩見岳へは鳥倉登山口から日帰りピストンで行く人もいるようだけれど、あまり無理はしたくない。暑いし、早朝の駐車場争奪戦にも勝てそうにない・・今回は1日目ゆったりと三伏小屋で1泊、2日目山頂を踏んでそのまま登山口に戻るという行程にしました。

  • 登山口まで

中央道松川ICをおりて大鹿村方面へ向かい、途中の道の駅歌舞伎の里大鹿で休憩。越路ゲートまでは狭い林道を登っていきます。下山する車があるとすれ違いがちょっとたいへんだけど、車が降りてくるということは駐車場が空いたということか?と期待しながら登っていく。この日の一番の心配はゲート付近の駐車場が空いているかどうかでした。林道を進むとまずは第3駐車場、しかし満車。次に第2駐車場、満車。最後にゲートすぐ横の第一駐車場、空いている。さっき2台おりてきたからだな・・よかった!駐車場についたのは9時40分くらい。事前の下調べでは登山バスが動き出すころに駐車場が空きだすということだったのでその時間を狙ってきて正解でした。

途中で買ったおにぎりを食べ、身支度を整え登山届を提出し、10:10出発。最初は舗装された林道が途中で砂利道に変わり30分ほど歩くと鳥倉登山口につきます。ゲートからここまでは自転車で来る人もいるらしく、登山口横にはたくさんの時点が置いてある。確かに自転車でゲートまで下れたら最高だな、でも登りは自転車漕ぐのは辛いんじゃない?

ちなみに、夏のシーズンは登山口までのバスも運行されるようです。鳥倉登山口バス亭の時刻表をみると9:15と14:25となっていました。

  • 登山口から三伏峠小屋

登山口から登り始めると整備された森の中、緩やかに登っていく。なんだか低山を歩いているのとあまり景色が変わらない。途中、木道が崩れていたり、登山道が一部崩落していたりというところもあったけれど危なそうなところにはロープの張られており、気を付けて通れば問題になる箇所は特になさそうです。

2時間10分くらいで三伏峠小屋に到着。受付をしていったん宿泊する部屋に入る。今回は個室を予約しました。(個室は別館?新館?にある)小屋のHPの写真にある2段ベッドの個室をイメージしていたのだけれどちょっとちがう部屋。でも山小屋でプライベート空間があるのはとてもありがたい。部屋の中にコンセントもあり充電もできます。(充電ケーブルの持参は必要)

汗でべたべたになったTシャツを着替え、荷物の整理をしてゆっくり休憩したら小屋から10分くらいの三伏山へ遊びに行きました。本来なら明日歩いていく稜線が見えるはずなんだけど塩見岳方面はガスで真っ白。明日は晴れますようにと願いながら小屋へ戻ると夕食の時間。夕食はカレーにエビフライが2本、お蕎麦もありました。珍しかったのは、サラダにブルーベリーが入っていたこと。これはふもとの大鹿村の特産のようでした。

夕食後は明日の準備を整えて19時に就寝しました。(ちなみにこの小屋の消灯は19:30分)

  • 2日目 塩見岳へ

3時起床。朝ごはんの昨日の夕食時にもらっていたお弁当の一人分を2人で分けて食べ、残り1人分は山頂あたりで食べようということに。ちなみに一人分はおにぎり2つと稲荷寿司2つなのでそれぞれ1個づつ食べる。

荷物預かりは小屋の宿泊者なら無料ということで、山頂を往復するまでに必要ないと思われる荷物は預けておくことに。早朝出発の場合、個室の中に名札をつけておいておけば預かってくれるということだした。

3:45三伏峠小屋を出発。まだ薄暗いのでヘッデンをつけて歩きはじめる。昨日散歩した三伏山までは10分。昨日と違い塩見岳の黒い影が見える、天気は良さそう。

三伏山から塩見小屋の間は樹林帯の中を地味なアップダウンを繰り返し。この地味なアップダウンの繰り返しが地味に辛い。危険個所はないし急登でもないのだけれどちょっと登ると下る・・せっかく登ったのに下る・・これを繰り返すのが地味につらい。そして樹林帯なので展望がない。標高2500~2600mを歩いているという感じがしないな~。

そんなこと思いながら歩いていると「小屋はじきかやぁ いんねあと40分だに」という看板が・・・ここからは地図の等高線を見ると急登っぽい。40分の急登かー改めて気合を入れなおして進みます。

6:00ごろ塩見小屋到着。ベンチに座り、行動食を食べて小休止。

小屋からは背の低いハイマツの間を歩き、山頂を目指します。視界が開け、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳とこれまでに登ったことがある山々が見えると気分は最高潮。しばらくいくと岩をよじ登るような鎖場も現れますが、鎖に頼らなくても問題なく登れる感じでした。

7:08塩見岳西峰到着!山頂からは富士山が正面にドーン。薄い雲がかかってはいるけれどそれがまた幻想的。仙丈ケ岳から塩見岳に続く雄大な仙塩尾根。最高のご褒美景色を眺めることができました。

塩見岳の山頂は三角点がある西峰(3047m)とされるようだけど、東峰の峰(3052m)のほうが最高点。東峰で南アルプスの山々や富士山を眺めながら30分くらいのんびりすることに。

下りは同じ道を通り、11:45三伏峠小屋→13:44鳥倉登山口下山。最高の景色を堪能できた満足感を味わいながら、灼熱の林道を歩いて無事駐車場までたどり着きました。

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