中央アルプス福島Bコースで麦草岳

山行記録
山頂からみた木曽駒ケ岳と宝剣岳

7月中旬、中央アルプスにある麦草岳(距離9.4㎞、累積標高差1407m)を日帰りで登ってきた話。この山行の目的はアルプスの縦走に行く前のトレーニング。コガラ登山口から登る福島Bコースは木曽駒ケ岳へ続く登山道で、日本で最も過酷なレースといわれるTJAR(トランスジャパンアルプスレース)のコースになっているので、選手が駆け上っていく姿を想像しながら歩いてきました。

木曽駒冷水公園の看板
この看板からさらに上部へ車で進んでいきます

コガラ登山口は木曽駒冷水公園を登り切ったところにあります。この公園はキャンプ場になっていて、なんと無料!広場になっているところに車を乗り入れその横にテントを張れるオートキャンプ場になっていました。この日も多くのキャンパーが思い思いにテントを張ってキャンプを楽しんでいるようでした。そして登山口すぐそばの車を停めるスペースも無料!この公園は管理人が不在で、ボランティアの皆さんの協力で維持されているとのこと、ありがたいことですね。予約も不要のため思いたったときにキャンプ場に前泊して木曽駒ケ岳に登るということもできそうです。

7:15登山口スタート  最初はスキー場のようなゆるやかな坂を上っていきます。途中で茶臼山へ登るコースとの分岐がありますが、道標どおりに福島Bコース方面に進みます。(登山口には茶臼山へのコースではち6月の豪雨で吊り橋が流され、増水時には登れないという注意書きがありました)

しばらく林道を進んでいくと川を渡る箇所がでてきます。この日の水量がいつもより多いのか少ないのかはわからなかったけど、2本ロープが渡してあるうち上部のロープ付近を渡ると石伝いになんとか濡れずに渡ることができました。

渡渉の後はただひたすらに樹林帯を登ります。4合目と5合目(木曽駒ケ岳山頂を10合目としたものだと思われます)といった印はあるけれど、景色が変わらない樹林帯をひたすら登っていると登っても登っても進んでいないような感覚にもなってきます。それでも足をとめずに登っていくとちゃんと目的地には着くので、歩みを止めないって大切だなーなんて考えながら登っていきます。無心になって一歩一歩進んでいくこの感じが好きなのかもしれない。

9:41 思っていたより早く7合目避難小屋につくことができました。扉を開けると小屋の中は思っていたより綺麗だな~という印象。でも、私たちには避難小屋泊はハードルが高いね~などと話しながら扉を閉めました。小屋の外にはトイレもありました。

避難小屋からは木曽駒ケ岳への道と分かれ、麦草岳方面へ登っていきます。(福島Aコースは通行止めとなっていました)ここまで来たら後は楽勝なのかな~と思っていたら、この先が今回の行程で一番きつい登りでした。勝手に展望が開けた尾根道を想像していたのですが、山頂近くまで樹林帯が続き展望は開けず、最後まで急登という印象です。駒石というおおきな石というか岩が積み重なっている場所の横をとおり進んでいくとやっと山頂に到着です。この駒石で休憩するのも良さそうです。

11:12山頂到着 山頂からは展望は開けおり、木曽の風景が眼下に広がっていました。でも本当に見たかった木曽駒ケ岳や宝剣岳などの姿は雲の中・・残念。

山頂でおにぎりを食べて休憩していると、山頂からさらに先に進んだところで休憩している人を発見。あそこまでいけば景色がいいのかな?と思い、おにぎりを食べ終わったら行ってみることに。結果としてはそれほど景色は変わらなかったけど、戻ってくるときに見える笹原のような風景が綺麗だったのでちょっと進んでみて良かったなと思いました。

雲とれないかな~としばらく粘ってはみたものの、木曽駒方面は雲がかかり続けていたので、もう諦めて下山を始めよう・・・と思った瞬間、雲が流れて木曽駒ケ岳と宝剣岳の山頂が姿を現しました。粘ってよかったー!雄大な景色をしばらく堪能して、今度こそ本当に下山開始です。

山頂からみた木曽駒ケ岳と宝剣岳

下山は同じ道をひたすら下り、14:18に登山口到着。休憩含め7時間の行動でした。

次回このコースを登るなら、今度は木曽駒ケ岳を目指し、山頂でテント泊して戻ってくるという行程で行くのがよいかなーと思っています。

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