2024GW上高地・蝶ヶ岳

山行記録
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GWといえば残雪の山でしょ!ということで1泊2日で上高地からの蝶ヶ岳に行った。

当初は百名山を狙って至仏山と燧ケ岳に行く予定だったけど、天気や休みの関係もあり急遽変更。

山頂にテントを張り、夕景・星空・朝焼けを楽しむプランも考えたが、重いアイゼンをつけ重いテン泊装備を背負って登る自身がない・・・ということで1日目は徳澤にテントを張り、2日目に日帰りで蝶ヶ岳の山頂を踏んで登るプランになった。蝶ヶ岳には三俣から登ったことはあるが上高地から入るのは今回が初めて。

1日目(5月2日)晴れ

あかんだな駐車場に10時頃到着。タイミングよくバスが出るところだった。急いでチケットを買い乗り込む。

釜トンネルを超え、バスの窓から残雪の山々と梓川の清流が見えると早く歩きたくてうずうず

バスターミナルに到着したら、お手洗いや登山届を済ませ、まずは河童橋まで梓側沿いを歩く。平日だけどGWの間のため結構人が多いな~。特に海外からの観光客が多かった。日本人より多いかも。

河童橋についたら、おにぎりと山賊串で腹ごしらえ。ここからみる穂高はやっぱり最高~。もうここでのんびりした~いと思ってしまうが、今日の目的地は徳澤だ。ザックを背負って歩きだす。きらきらの新緑の道は最高に気持ちがいい。

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明神から徳澤の間にはニリンソウの群生地がある。5月中旬から下旬が見ごろだと聞くが結構咲いている。今年は少し早いのかもしれない。こんなに群生しているとは今まで知らなかったな~見れてよかった。

途中、クマベルを鳴らしたり(効果あるのかな?)定番の猿を見たりしながら13時ごろには徳澤に到着。普段の平日よりはテントの数が多いようだけど、まだまだ余裕はある。でも狙っていたニリンソウの群生地の横はすでに満杯だった。ニリンソウの群生地の真横にテントを張りたいならもう少し早い時間に到着したほうがいいかも。

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テントを張り、受付をしたら周辺を散策。明神側に少しもどった場所で川と山を眺めながらビールを飲んでいると、猿・猿・猿・・・猿に囲まれながらのんびりしているうちに16時。そろそろ夕ご飯の準備をしようかな~。

 夕ご飯をすませ、後片付けと明日の準備をして19時に就寝。周りはまだ起きている人が多く、話し声が聞こえてくる。「星が見える」という声を聞いてテントを開けると木々の上に綺麗な星空が見えた。

2日目(5月3日)晴れ

3時に起き、4時出発・・・の予定が準備に手間取り、実際に出発できたのは4時30分。まだ薄暗い林道を横尾へ向けて出発。

通常のルートは工事で通行止めとなっており、途中でいったん梓川をわたり、しばらく林道を歩いてまた梓川を渡りかえす。普段のルートより少し遠回りかもしれない。

4時25分、横尾に到着。5分くらい休憩の後、蝶ヶ岳への登山道を登り始める。最初は樹林帯の登りで、雪もないため夏道と同じ。しばらく登っていくと槍見台に到着。振り返ると槍ヶ岳が見える。槍ヶ岳はどこからみても槍だな~わかりやすくてよいな~。

樹林帯は景色も見えないし、変化に乏しいのでいつも黙々と登ってしまう。

2000mを超えてすばらくすると雪が出てきた。アイゼンも持ってはいるが、チェーンスパイクでいけそうなのでチェースパイクをつけて登る。朝は雪がしまっているので登りやすいが、日中に気温が上がるとゆるくなり、ずぼずぼ踏み抜いて歩きづらそうだな~と思いながら登る。実際に足元には踏み抜いた跡もたくさんあった。

雪が残る樹林帯はわりと自由にルートが取れるので昨日までのトレースも縦横無尽についている。何も考えずにそのトレースについていくと、本来のルートとは違う方向に向かってしまうこともあるので注意が必要だ。木に着けられたピンクのテープを見失わないようにしないといけない。実際に前々日に同じルートで下った人が道迷いで遭難したらしい。登りはまだよいが下りは気を付けないと間違えそう。

上から外国人の家族がおりてきた。半袖短パンの軽装だったり、アイゼンもチェーンスパイクもつけてないけど平気な顔して下ってくる。すごいな~と眺めながら、さらに登っていく。

突然、目の前が開けた。稜線だー!

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振り返ると槍ヶ岳~大キレット~穂高の大絶景。乗鞍岳や御岳も見える。稜線を超えた無効には安曇野の平野とその向こうの山並み。富士山の頭もみえる。雲一つない青空に残雪の残る山並みは絶景としかいいようがない。ここで足元の雪はなくなっていたので、チェーンスパイクをとる。

ここから蝶ヶ岳山頂までは絶景ご褒美ロード。景色を堪能し写真をとりながら、通常より時間をかけて歩く。

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10時ごろ山頂に到着。暴風のことも多い場所だけど、この日は微風。のんびり休憩ができそうなので、小屋の脇のベンチでもって来たパンを食べ、絶景を堪能。山頂の近くでコーヒーとバウムクーヘンで絶景カフェ・・と場所を移動しながらのんびり景色を眺めた。

1時間ほど山頂で過ごしたら、名残り惜しいけど徳澤へ向けて出発。山頂から少し降りた雪原でチェーンスパイクをつける。気温は上がっていると思うけど、心配していたほどには緩くなっていないのでチェーンスパイクで問題なさそう。しばらくは傾斜の緩いのんびりスノーハイクといった感じ。妖精の池も見えてきたが、妖精感はあまり感じられないな~。

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長塀山を越えてしばらくあるく傾斜のある道でどんどん下っていく。途中で雪が消えたのでチェーンスパイクははずし、あとは夏道を徳澤までくだる。

徳澤に12:30到着。

下りはアイゼンが必要かな?と思ったいたが結局チェーンスパイクで下りてきた。危ないところは特になかったが、下りが苦手な場合はアイゼンのほうが安心なのかもしれない。横尾からの登りはひたすらに登るという感じで傾斜もきつい気がしたので、同じ道をピストンするなら徳澤から登り徳澤から降りるほうが歩きやすいかも。

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徳澤では楽しみにしていたピザ(ハニーチーズ)とソフトクリームを食べ、テントを撤収し、帰途につきました。

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