2024年夏休み、本当は水晶岳に行く予定にしていた。でも天気が安定しない、どうしよう・・・しばらくうだうだとしていたけれど、薬師岳1泊2日ならなんとかいけそう?ということで折立からのピストンで薬師岳にいくことになりました。
登山口前泊
お盆休みの真っただ中に折立の駐車場に停めるには前日に行って車中泊したほうがよいかな?ということで、前日から移動し、林道のゲートが閉まる(20時)前に登山口近くの駐車場まで行き車中泊をすることに。本来だと富山県側から林道に入るのだけど(去年もそうだった)なぜか今回は岐阜県側から入ってしまった。意図してそうしたわけではないけれどカーナビに従ったらそうなった。林道に入る前にコンビニによって夕飯を買うつもりが神岡を過ぎたあたりから山の中をひたすら走ることになり、コンビニどころか民家もない・・・。
神岡町にあったコンビニに戻るかどうか悩むけど、暗くなる前に駐車場につきたいという気持ちもあり、そのまま進む。仕方ない、本日の夕飯は登山中に食べる予定の予備の食料などで食いつなごう。
ゲートをとおり、進んでいくと有峰湖のダムの上を通るような道に出た。対向車との行き違いはできない。ドキドキしながら進む。
無事登山口の駐車場に到着。登山口前の通常の駐車場に2~3台空いていて無事停めることができた。(駐車場は登山口前の通常の駐車場の他、数百メートル森の中に入ったところにも臨時第一駐車場がある。)
ご飯を済ませ、車中泊で寝る準備をするが、暑い・・・運転席と助手席の窓は開けたまま網をかけて寝ることにしたけれど、暑い・・・。今年は特に酷暑だし、狭い車中に2人の大人が寝ることで余計暑い。登山口の隣にはテントを張れるキャンプ場もあるので、テントを張って寝てもよかったのかもしれない。でもとりあえず今回は我慢して寝よう。
1日目
3:30 起床 暑くて眠れなかった。夏の車中泊は厳しい。パンを食べて出発の準備。
4:49 出発 薄暗い中、樹林帯を登っていく。この道は去年の通ったルートなので特に目
新しいことはないけれど、アラレちゃんの看板が新しくなっている!
太郎平まではそれほど登りやすい道が続き、さくさくと進むことができる。
8:30 太郎平小屋到着 テントの受付をしてテント場へ向かう。まだ時間も早いこともあって場所は結構空いていた。平らな場所を選んでテントを張る。
薬師岳山頂へは明日行くつもりだったけれど、まだ時間も早いし、行って帰ってくるまでなんとか天気も持ちそう?ということで山頂まで向かうことになった。
9:30 薬師峠テント場出発 登り始めは岩ごろの道で水も流れていて沢登り?と思うほど。滑らないように慎重に登る。ちょっと薬師沢から雲ノ平への急登に似ている気もする。
10:00薬師平 今までの登りが嘘のような平らな草原の中に木道がある。太郎平から黒部五郎岳までの稜線が見える。
10:37薬師平小屋 小屋で休憩はせず、そのまま山頂を目指すことに。この小屋からジグザグとつづら折りザレ場を登っていく。この登りが地味に辛い。
11:15 避難小屋 下から眺めていたときはこれが山頂かと勘違いしていた。
11:27 薬師岳山頂 百名山56座目登頂!(夫は57座目)ここからは絶景が見えるはずだった・・・でも今日の景色は真っ白。
水晶岳・赤牛岳・立山まで続く縦走路・・・絶景を想像しながら真っ白な空を見つめていただけど、晴れる気配はない。
11:56 あきらめてテント場へ下る。14:00までに太郎平小屋にもどれば太郎ラーメンが食べられる。太郎ラーメンめがけて小走りで下山中、雷鳥の大群に遭遇。10羽ぐらいはいたと思う。あまりにたくさんいるとなんだかありがたみが薄れるな、いやたくさんいても可愛いのだけど、それにしもたくさんいる。
13:30 太郎平小屋 太郎ラーメンに間に合ったー!
14:00 テント場に戻る途中、雨がぽつぽつと降りだした。そしてテントに入ったとたんザーザーぶり。雷もなりだし、水が流れてきてグランドシートの下がなんだかタプタプしている。一歩も外に出ることができない。今回は座椅子をもってきているので座椅子に座ってぼーっとしていた。座椅子あってよかったー。(背負ってきたのは夫。ありがとうー)
17:00 雨が止んだので、水を汲み、ごはんを作って食べる。
19:00就寝
2日目 下山
4:30起床 テント場から太郎平に向かう木道まで歩いて朝日を見る。今日は天気が良さそう。
7:20 太郎平小屋 テントを撤収して太郎平小屋まで戻る。予想外に天気がいいので、荷物をおいて太郎山まで散歩することに。太郎山からは富山方面の雲海、薬師岳、雲ノ平、黒部五郎、北ノ俣岳、360度の絶景。
あまりに天気がいいので、そのまましばらく北ノ俣岳方面に歩いてみる。去年はここを下山してきたなーと思いだしながら、どこまでも歩けそうだった。
絶景を堪能して、太郎平小屋まで戻る。
8:41雲海を眺めながら気持ちよく下山
11:12折立登山口
雲の平~鷲羽岳~黒部五郎岳の周遊を思い出しながらの1泊2日の山行で、薬師岳山頂からの景色は真っ白だったけど、これで北アルプスの百名山は水晶岳を残すだけ。
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